やる気が出ない時のモチベーション管理

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やる気が出ない時のモチベーション管理

やる気が出ない、
モチベーションが上がらない
という相談をよく受けますので、
解決法を提案します。

結論から言いますと、
「それでいい」ということです。

無理にやる気を出す必要なんて
ないんです。

まずは現状理解をすることで、
自分のやりたいこと、
本当の自分が見えてくるようになってきます。

やる気がない自分を責めるのではなく、
まずは自分がどこにいて何を目指しているのか、
を把握して貰いたいと思います。

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さて、
不安心配は人の宿命で、
我々人類がそもそも持っているものです。

原始時代では、
飢えや周囲の村との争いは当然でした。

また、
疫病や猛獣に襲われるのも身近であり、
常に生きるか死ぬかで悩んでいたわけです。

また、
戦前戦後では、
闇市があったりと、
満足に食べることが難しい時代が続いていました。

現代では餓死がニュースになるくらいで、
今、この日本では、
生きるか死ぬかで悩んでいる人はほぼいません。

しかし、
20万年ある人類の歴史の中で、
約99%の19万年ほどは
生きるか死ぬかで悩んでいたということです。

ですので、
不安になるのはDNAレベルで当然な訳です。

目標目的がないままだと、

永遠に不安なままなのです。

やる気がない=臆病ということでOK

やる気がない=臆病ということで
OKなのです。

人類の歴史で言えば、
やる気がない=臆病な人々の
末裔ということです。

昔、勇敢でどんどん戦いに挑んでいた人は、
亡くなってしまった訳なので、
我々は、多くの「やる気がない=臆病な」先祖の末裔なのです。

根本的にそれでOKなのです。
無理やりやる気をださないといけない、

という固定観念を一度外してみましょう。

もちろん、
頑張らないといけないときもありますが、

完璧主義をやめて、
DNAレベルで考えるとやる気がないのは当然だ
と考えましょう。

そういう人類の歴史なんだと言える訳です。

分かる=分ける

モチベーションがわかないときは、
ポジティブとネガティブが混じっていることが
多いんです。

不安や悩み、
目標や夢をごちゃごちゃに考えていませんか?

我々の頭は、
曖昧な思考をしてしまいがちです。

やりたいことか、
やりたくないことか、
どういう目的でやりたいのか、

何を避けたいのか、
何を得たいことか
をごちゃごちゃに考えがちです。

「分かる」ためには 
まず分けることが大切です。

分ければ分かる、
ということです。

そして、
頭の中だけで解決しないことです。

書き出すようにしましょう。

例えば、
3桁の暗算は難しいですよね。

でも、
紙に書いて筆算することは可能です。

筆算なら5桁の計算も出来るようになります。

なので、
頭の中だけで解決しないようにしてください。

ファイトとフライト

モチベーションには、
ファイト (得たい)モチベーションと、
フライト (避けたい)モチベーション
があります。

例えば、
「お金持ちになりたい」はファイト

逆に、
「貧乏は嫌だ」はフライト

「痩せたい」はファイト、
「デブは嫌だ」はフライトになります。

まずは、
自分のモチベーションが
どちらなのかを分けてみましょう。

私の場合は、
経済面では「お金持ちになりたい」、

健康面では「デブは嫌だ」
というのがモチベーションでした。

例えば起業したい場合、
「お金を得たい」という
ファイトのモチベーションなのか、

「こんな生活は嫌だ」という
フライトのモチベーションなのか
を分けて考えてみましょう。

分ける=分かるということです。

そうすることで、
自分はどんな思考で
モチベーションが湧くのかが
分かるようになります。

これは大きな分け目なので、
しっかり認識して貰いたいと思います。

ビジョンと価値観

モチベーションには、
「ビジョン」
「価値観」
の1つがあります。

1つは、
ビジョンです。

これは、
具体的な物や行動 (場面になる)ことを
指します。

例えば、
社長になりたいとかポルシェが欲しい
という事はビジョンです。

こういったことが
モチベーションになる方は、
「ビジョン型」です。

一方で、価値観。

価値観とは信念や考え方(場面にならない)が
モチベーションになる方もいます。

例えば、
自由になりたい、
欲しいものを買いたい、
ということです。

具体的な場面や具体的なものに
しにくい事柄になります。

ハウツー本では、
ビジョンが重視されていることが多いです。

しかし、
価値観も素晴らしいモチベーションです。

無理にビジョンに変換しようとしなくて構いません。

もちろん、
場合によってはビジョンに変換した方が
よい (あるいはその逆)もあります。

しかしまずは、
ビジョンと価値観のどちらが
自分のモチベーションの源なのかを
理解して大事にして貰いたいと思います。

私は、以前は「会社の社長になりたい」
というようなビジョン型でした。

そして、
それを叶えた後は、
価値観を重視するようになりました。

ですので、
モチベーションは年によっても
変わってくると思います。

4つのマトリクス

ではそれらをまとめてみましょう。

モチベーションの源として、
ファイト型とフライト型、
ビジョン型、価値観型、
の4つのマトリクスがあります。

例えば、
ビジョン型+ファイトなモチベーションであれば、
 ↓
「ポルシェに乗りたい」

価値観型+ファイトなモチベーションであれば、
 ↓
「社長になりたい」

価値観型+フライトなモチベーションは、
 ↓
「従業員は嫌だ」

ビジョン型のファイト型のモチベーションは、
 ↓
「会社辞めたい」

今あなたのモチベーションが、
どこに属するのかを
考えてみてください。

例えば、
今あなたが就職活動をしていて
「就職したくない」と考えている場合、
これは価値観型+フライトです。

「この会社は嫌だ」
となるとビジョン型+フライトです。

自分のモチベーションが
どこに属するのかを考えると、
理解しやすくなると思います。

人によって、
ビジョン型・価値観型、
ファイト型・フライト型は異なり、

異なるモチベーションの人同士は
理解しにくいと思いますが、

自分のモチベーションが
どこに属するのかを理解することで、
お互いに理解し合えることもあります。

良い悪いはない

最後に、
ビジョン型・価値観型、
ファイト型・フライト型
のどれが良い悪いはありません。

ファイト型ですと、
具体的には営業マンがそれにあたります。

一方、
フライト型ですと
カスタマーサポートなどになります。

経営者で言えば、
孫正義さんはビジョンを
大事にしている方です。

一方、
松下幸之助さんは
価値観を重視する方でした。

どちらが良い、
悪いというわけではなく、
どのタイプでも良いということです。

どちらが偉い・偉くない
ということはありません。

自分自身を理解して
分かるようになるということが大切です。

また、
相手のモチベーションを理解することで、
コミュニケーションが取りやすくもなると思います。

やる気が出ないときは、
自分のモチベーションの源は何なのか、
もう一度見直して理解を進めていくと、
また気力が湧いてくると思います。
大事なことは、分けて考えることです。
分けること=分かることにつながります。
自分自身の理解を深め、
やる気を持って取り組んで貰いたいと思います。
応援しています。

ありがとうございました。

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