安定志向の人がなぜ後悔してしまうのか

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今回のテーマは
『安定志向の人がなぜ後悔してしまうのか』です。

「安定志向」という言葉をよく耳にしますが
実はそれが危ない状況を生んでしまうことがあります。
今回はそうならないためのお話をしていきます。

就職活動などで
「大企業に就職したい」「公務員になりたい」
そういった話がよくあると思います。

ただ、大企業なら安定でしょうか。
公務員なら安定になるのでしょうか。
私は違うと思います。

その理由は、、、

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「大企業は安定」は妄想

例えばシャープ。
誰もが知っている有名な大企業です。
ところが、経営難に陥って
中国の企業に買収されてしまいました。

東芝も誰もが知っている有名企業です。
ただ、不正会計で
本当に倒産寸前になってしまいました。
5年前、10年前に東芝に入社した人は
東芝に入ったら安定だと思っていたはずです。
それが、今は不安定でつぶれる寸前の会社です。

東京電力もそうです。
安定企業の代名詞とも言えますね。
電力供給をしていて、生活に密着している会社。
そして独占企業ですから、安定企業と言っていいと思います。
でも、実は安定ではなかった。

公務員もそうですね。
天下りはどんどんしづらくなっています。
データがあるので調べていただきたいのですが
公務員の平均年収は毎年下落しています。

大企業なら安定でしょうか。
公務員なら安定でしょうか。
違うのではないでしょうか。
「まさか」は起こってしまうわけです。

「安定がいい」その気持ちはわかりますが
なかなかそうはいかないのが現実です。

これはドキュメンタリー番組で見たことですが
死ぬ間際の人が一番後悔することは
「もっと好きなことをすればよかった」
ということだそうです。

お亡くなりになる直前の人にお話を伺うと
「もっとああすればよかった」
「もっとこうしておけばよかった」という。
それが、死ぬ直前の人の後悔です。

あなたの人生の目的は安定することでしょうか。
たぶん、違うと思います。
もっとやりたいこと、もっとしたいこと。
もっと買いたいもの、もっと欲しいものがあるはずです。

 

「今死んで後悔しますあか?」

今死んで後悔しませんか。
今まさにこの瞬間死んだとして
あなたの人生は本当に
悔いがない、後悔がない人生になりますか。

もし違うのだとしたら、
安定を求めているわけではないと思います。

「安定がいい」「安定がいい」と言っている傍らで
もし他にやりたいことがあるのだとしたら
求めていることは安定ではないはずです。

ちなみに私は今死んでも
別段後悔しません。
やりたいことはすべてやりました。

そして、またやりたいことができれば
やれる環境があるわけです。
時間もあるし、まぁいやらしい言い方ですが
お金もあります。

なので、私は今の人生に満足しています。
もし、「今死ぬんだよ」と言われたら
「まぁしょうがないな」と
「後悔はしないな」と思うわけです。

安定よりも大事なことは何かというと
「場当たり力」です。

先程のシャープや東芝や東京電力の例ではありませんが
まさかは起こってしまいます。
まさかの自体は起こってしまうのです。

そのまさかの時に1番大事な能力は何かというと
「その場その場で判断できること」
「その場その場で適切な対応ができること」です。
それこそが本当の安定だと言えると思います。

会社に頼る。国に頼る。
そういったことではなく
自分自身で生き残っていける力を身に付けることこそが
本当の安定です。

ではそのために何をすればいいか。
1日1回でいいので、予期できないことをする。
安定しないことに、毎日取り組んでいただきたい。

例えば、通勤途中に知らない駅で降りてみる。
知らない駅で降りるので
何があるかもわかりませんし
どんなお店があるかもわかりませんね。

例えばご飯が食べたいとして、
その知らない駅でおいしいお店を探してみる。
ひとつの予期できない事
安定の場当たり力の練習です。

もっと小さいことでいえば
ランチメニューを食べたことがないお店に
行ってみたりしてください。
もしくは行ったことのあるお店でいいので
食べたことのないメニューを食べてみてください。

何が出てくるかわからないし
どんなお店かわからなかったりするわけです。

そのような小さいことが
場当たり力の練習になります。
まさかは起こってしまいます。
安定なんてないわけです。

であれば、安定ではない状況で
どういうことができるのかを練習する必要があるわけです。

さらに小さい練習であれば
見たことのないテレビ番組を見る。
いつもはバラエティー番組しか見ないけれど
ドキュメンタリー番組を見てみる、などです。

あなたの日常の中に
安定ではないことを取り入れてみてください。
新しい発見が必ずあります。
そうやっていわゆる安定ではないことに取り組んで
場当たり力を鍛えてください。

例えば
あなたのおじいちゃんおばあちゃん
お父さんお母さんに
話を聞いてみるといいと思います。

思った通りにいったことは少ないと思います。
特におじいちゃんおばあちゃんの話がいいですね。

こんな人生になるはずじゃなかった
という経験をたくさん積んでいると思います。
Aだと思ったらBになってしまった。
Bだと思ったらAになってしまった。
そういった経験はたくさんあると思います。

思った通りにすべてが運んだ。
なんてことはないわけです。
人生本当に何があるかわかりません。

そのような時に大事なことは
安定を求めることではなく
その場その場で適切な対応ができる。
これが一番大事です。

小さなことからあなたの場当たり力を鍛えてほしい。
安定に頼らず、本当に生きていく力を身に付ける練習を
していってほしいと思います。

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